JAZZ~学ぶ上の心構え~

 ジャズの勉強は、他国の言語を学ぶこととよく似ています。外国語は、理論は覚えにくいし、単語はいっぱいあるし、理論を越えたところに慣用表現とかあるし、ネイティブのような発音は難しいし。ジャズも同じで、習得するためにいろいろな勉強を積まないといけません。

 

 外国語が話せるようになる方法として、その国に住んでしまって、その国の言葉にどっぷり浸かってしまうという方法もあります。

 ジャズも同じで、聴きまくって、ジャズの環境にどっぷり浸かれば、とても時間はかかりますがジャズの演奏はできるようになります。大昔、ジャズの理論体系がまだ確立されていなかったころはこの方法しかありませんでした。

 

 いまはネットなどに勉強に必要な情報はいくらでも見つかるので、上記のような効率の悪い方法をわざわざ選ぶ必要はないと思いますが、どんな方法にせよ、ジャズをしっかり習得するにはたくさん(年単位)の時間がかかると思ってください。なので、うまくならないからといって、すぐに諦めてしまわず、ゆっくり、あせらず、自分しか演奏できない自分のジャズを追求していきましょう。時間はたっぷりあります。